こんなショッキングなニュースがありました。
危険! ウォーターサーバーの注ぎ口は細菌だらけ!? 参照:日刊SPA
最近報告された麻布大学の古畑勝則教授の調査によると、検査した家庭や会社の約30%のサーバーの水が、水道水の基準細菌数を上回ったという。健康被害を及ぼす細菌に詳しいFCG総合研究所の橋本一浩氏はサーバーの危険性をこう指摘する。
「『カルキ臭が嫌だから』とミネラルウォーターを飲む人がいますが、そもそもカルキは微生物を殺菌するために入っているもの。常に外気にさらされているウォーターサーバーの注ぎ口には、ばい菌やカビの温床となる『バイオフィルム』ができやすい」(橋本氏)
とありました。
しかしよく読んでみるとコレってウォーターサーバーの会社が問題なのではなく、利用者がまったくメンテナンスをしないから雑菌だらけになっているという解釈になります。
例えばこちらのアクアクララの推奨するウォーターサーバーのお手入れ方法をご覧ください。
ウォーターサーバーのパートごとのお手入れ周期と、お手入れ方法を解説しているのですが、清掃が必要な周期をまとめると以下のようになります。
- ウォーターガード及び周辺 :ボトル交換時
- 冷・温水フォーセット(蛇口)とその周辺 :1日1回程度
- 水受皿 :1日1回程度
- 本体外面部分 :1週間に1回程度
- 背面部分(コンデンサー):汚れが目立つ時随時
- 電源プラグ(及びコンセント):汚れが目立つ時随時
実は衛生的にウォーターサーバーを利用するにはこのぐらい、利用者が行うメンテナンスがあります。
主に汚れを落としたり、アルコールスプレーで除菌したり、キッチンペーパーなど清潔なもので乾拭きすることです。
ウォーターサーバーを設置後「こんなの1回もやったことないよ!」という利用者は少なからずいると思います。
そうなると上記で紹介したようなニュースが出てくるのは当たり前です。
ウォーターサーバーの中にはサーバー内部を自動でクリーンにしてくれたり、また利用中のボトルに空気中の雑菌が入らないよう工夫されたものもありますが、そんなことよりも利用者がメンテナンスしなければ綺麗にならない注ぎ口やボトル接続部分の方が重要だと感じてしまいます。
最終的に言いたいことは「どこのウォーターサーバーが衛生的なの?」と気にする前に、まず自分で管理する部分の衛生面を気にしたほうがいいのでは?ということでした。
ウォーターサーバーのメーカーはどこも衛生面に気をつけています。なぜならなにが起こったら一瞬で死活問題ですからね。
それでもウォーターサーバー会社によって、気をつけているレベルに差はありますので、サーバーの外側ではなく、内側の衛生状態を気にするのであれば、下記を参考にしてください。