最近メンテナンスフリーのウォーターサーバーが増えてきましたね。
素朴な疑問なんですが、本当にずっと清掃しなくても汚くないのでしょうか？
これについてウォーターサーバーの営業の方と話す機会があったので、意見を聞いてみました。
メンテナンスフリーとはサーバー内部のこと
メンテナンスフリーのウォーターサーバーは掃除しなくて良いのですか？
最近メンテナンスフリーを謳うメーカーが多くなりましたね。個人的な意見を言わせていただくと、私はちょっと疑問を感じています。
それはどのような疑問ですか？
まずメンテナンスフリーのウォーターサーバーは、定期的に温水をサーバー内部で巡回させることで、雑菌の繁殖を防ぐというものです。
たしかに効果があると思うのですが、だからといって3年とか5年以上サーバー内部の清掃をしないのは、疑問です。
そのようなウォーターサーバーの多くは天然水を使っています。天然水には当然ミネラル分が含まれ、利用していく中で不純物が溜まってしまうのでは？と思ってしまいます。
それとこれはあくまでサーバー内部がメンテナンスフリーなわけで、注ぎ口や受け皿などの外側はまた別問題になります。
あまり大きな声では言えませんが、ウォーターサーバーの衛生に関する厳格な基準というのはありません。そのためメーカー各自で、利用方法を案内することになります。
例えばですが、最近ですとこんな記事が話題になりました。
安全なはずのウォーターサーバーに潜むワナ 参照：東洋経済ONLINE
ある調査では、一定期間メンテナンスがされていないウォーターサーバーでは、1mlあたり5万個以上もの雑菌が見つかったということだが、これは水道水の水質基準を100倍以上こえる数値で、もはや「安全な水」とは程遠い状況になっていたとか。
正直、清掃をしていないウォーターサーバーを使ってしまえば、こうなることは目に見えています。
サーバー内部のメンテナンスフリーを、サーバー外側の注ぎ口などもメンテナンスフリーだと勘違いしちゃってる人が多いように感じています。
ですので、ウォーターサーバーがメンテナンスフリーなんてことはありえないと私は思っています。
外気を取り込まない構造
外気を取り込まないウォーターサーバーは雑菌が繁殖しないのでは？
最近のウォーターサーバーは、外気を取り込みにくい構造になっているものが多くありますね。
ここでポイントなのがあくまで外気を取り込みにくいというところです。
完璧ではないので、外気は入ってしまいます。
そのためどんなウォーターサーバーでもメンテナンスは必要だと思います。
どのような清掃が好ましいの？
どんな清掃をすれば良いのでしょうか？
それは各メーカーで案内されている方法が一番だと思います。
大手はやっぱりそのような安全面の案内が、しっかりしているように感じますね。
例えば今人気が高いフレシャスの清掃はこのように案内されています。
日常の手入れは必要ですか？ – Frecious（フレシャス）
(3)冷温水コック部分 ※清掃の目安：２週間毎。
空気中の埃が付着しやすい部分です。クリーンキャップを左に回して取り外し、水洗いしてください。クリーンキャップを外した後、綿棒や小さいブラシ等を差し込み、定期的にお手入れしてください。汚れがひどい場合は、市販のアルコール系除菌剤で消毒してください。
一番気になる注ぎ口部分の清掃方法を抜粋しました。
こちらはアクアクララのお手入れ方法です。
冷・温水フォーセット（蛇口）とその周辺 ：１日１回程度
調理中、食品を触ったままの手でフォーセットに触れたり、フォーセットの先ががお鍋などの水面に浸かってしまうなど、油断しているとフォーセットには意外と雑菌が入り込んでしまいます。
汚れをそのままにしておくと雑菌の繁殖の原因にも。常に衛生的な状態を保っていただくために、ご使用後は清潔なキッチンペーパーやふきんを少し濡らして汚れを拭き取り、アルコール系衛生剤で消毒して下さい。
フォーセットの内側は、清潔な綿棒などで掃除してください。
メーカーによってメンテナンス周期に差が出ているのが分かります。
正直どっちもどっちですね。毎日清掃するのは利用者としては現実的ではないと思いますし、2週間に一度くらいであれば、できると思いますが、衛生面に不安がないわけではありません。
まとめ
ウォーターサーバーは定期的なメンテナンスが、必須であることが分かりました。飲食に関わるわけですから当然な気もしますね。
そうですね。メンテナンスが楽なところに惹かれて決めたという方が結構いらっしゃるので、今回のこの記事で、利用者の間違った認識に変化があればいいなと思います。
ネットの情報がすべて正しいわけではありませんし、今回の私の認識に反論がある方もいるかもしれません。
いち営業の意見として捉えていただければと思います。
