ウォーターサーバーが瞬時に温水&冷水を出せるのを不思議に思ったことはありませんか?
実はあれ、一瞬で温水&冷水にしているわけではありません。
ウォーターサーバーの温水&冷水が出る仕組み
サーバーの本体内には温水&冷水それぞれのタンクが内臓されており、事前に水を冷やしたり温めたりしています。
サーバーによって違いはありますが、およそ2リットル程度の各タンクが内蔵されています。
そのためウォーターサーバーを設置した一番初めは、ボトルの水がサーバー内部のタンクへ入っていくので、結構減っているのが分かるはずです。
家庭で大量の温水や冷水を使う方はあまりいないと思いますが、タンクに入っている分よりも一気に使うと常温の水しか出てきませんのでご注意ください。
サーバーにもよりますが、常温の水がタンクに入ったらおよそ30分~1時間ぐらいで温水&冷水になります。早いと15分ほどで温水&冷水にしてしまうサーバーもあります。よほど大家族でもなければ、気にする必要は無いと思います。
温水&冷水の温度
冷水は5度、温水は75~85度くらいのサーバーが多いです。
何段階かで温度設定可能なサーバーもありますが、私の知る限りでは「サントリー南アルプスの天然水」だけですので、かなりレアな機能なのかもしれません。
エコモードや省エネモードといった節電ができるウォーターサーバーは、温水の温度を70度くらいに下げることで消費電力を抑えます。
また通常時でも温水の温度がそこまで高くないので、カップラーメンに入れると少しぬるく感じます。
お茶やコーヒーには最適な温度なので、利用者はついつい飲む回数が増えてしまう方が多いようです。
冷水は5度でも目が覚めるような冷たさがあります。
気になるのが電気代
常に冷やしたり暖めたりしているわけですから、当然気になるのは電気代だと思います。
これもサーバーにより違いがありますが、月に500~1,000円前後が相場となっています。
昔は月の電気代が1,000円かかるのは当たり前でしたが、今のウォーターサーバーはエコモードが付いていたり、メーカーの企業努力により、一昔前と比べるとかなり安くなっているように感じます。
個人的には電気代はおまけ的な要素で考えて、それよりも水代を気にして選んだほうが最終的にお得になると思います。
常温での利用はできないのか?
電気代もかかるし、だったら常温でウォーターサーバーを利用できないのか?と考える人は少なくないようです。
しかしウォーターサーバーの会社は常温での利用をおすすめしていません。
その理由はサーバーの電源を切った状態で使用すると、給水口から雑菌が繁殖する恐れがあるからです。
ウォーターサーバーは常に電源を入れておく必要があります。電源を入れていれば冷水側は制菌作用、温水側は殺菌作用があるので衛生的に保つことができます。
まとめ
ウォーターサーバーから瞬時に温水&冷水が出るのは、タンクに予め用意されているからです。